宇多田ヒカルのライブに Ustream で参加して

宇多田ヒカルのライブを Ustream で観た。

ライブを Ust することは何となく知っていたのだけど、特に観たいとは思っていなかった。が、Twitter 上でいろんな人がツイートしていたので何となくクリックしてみた。

予想通りつながらない。一瞬あきらめたけど、iPhone の WiFi 接続で綺麗に観られるって誰かがツイートしていたので、同じ環境を作って接続してみた。すると、想像したより綺麗な映像、音声で宇多田ヒカルが映し出された。

時折音声のみになったり、急に次の曲になっていたり、アプリが終了することもあって、とても快適とは言えない環境だったが、仕事の手を止めて聴き入ってしまっていた。

実は 10年前の夏、ブレイク後初のツアーのチケットをたまたま手に入れて、千葉マリンスタジアムのライブを観に行ったことがあった。そのときに聴いた「Time will tell」の印象が強く、ぼんやりと憶えていたが、今日のライブの最後の曲が「Time will tell」で、イントロを聴いたときに鳥肌がブワーって立った。

宇多田ヒカルの感慨深げな表情とそのような経緯もあって、かなりグッと来てしまった。あの iPhone の小さい画面、途切れと切れの映像、そこそこの音質で。

ライブが終わって家に帰る途中にいろいろ考えたのだが、10年前はインターネットと言えば「ホームページ」だけで、ブログもなければ Twitter も、もちろん Ustream も無かった。そんな当時、「家にいながらライブの臨場感を...」みたいな夢物語が語られていたが、10年経ってようやくその状況に近づいたのかなと思った。

ただ、部屋全体がスクリーンになって、アーティストが 3D で浮かび上がって、あたかもライブ会場にいる、という昔の 21世紀っぽいものではなく、iPhone のような携帯機器を使って、Twitter 上で多くの人と感想をつぶやきあいながら、Ustream で、というシチュエーションで。そして、これでも十分感動って伝わってくるんだなということに驚いた。もちろん、宇多田ヒカルのパワーがあっての話だけど、そのパワーを数万人に同時に伝えられる Ustream、そして感動をリアルタムに共有できる Twitter ってスゴいなと改めて感心した。

最近「ソーシャル○○」という言葉がもてはやされていて、自分でもなんなのだろうとモヤモヤしていたが、今日のこのこのイベントに参加して、なんとなく解った気がする。ただキーを押していくだけの良くわからないゲームみたいなものではなく、すばらしい出来事を、多くの人とリアルタイムに共有する、そしてそのための環境、ツールが「ソーシャル○○」なんじゃないかと。

いやーホント、宇多田ヒカルってスゴいね。Ust で流すのにいろいろ版権とかややこしいこともあったと思うけど、こんな素敵な体験をさせてくれて。復活ライブにはぜひ会場に行きたいなー。